2011/10/25
MALCOLM X (1992)
1950年代~1965年、演説中に暗殺されるまで、
黒人開放運動の先頭に立って活動したマルコムXの伝記映画。
すんごい映画。
深いし重いし、すんごい考えさせられるし。
マルコムXは若い時は盗みや麻薬もして
すごい悪かったんだけど、刑務所に入って
服役中にイスラム教に改宗したの。
そして出所後はイスラム教の理念に則って
黒人開放運動をすすめる。
暴力には暴力を。
手段は選びません。という感じ。
同じ黒人開放運動のリーダー、キング牧師の
「憎しみには愛で戦わなければいけません」っていうのとは違う。
理想論かもしれないけど、でも非暴力で人間共存の道を唱える
キング牧師、ガンジー、マンデラ大統領とかの考え方が私は好き。
好き嫌いの問題じゃないけどさ。
マルコムや黒人が白人から受けてきた迫害や差別は本当にひどいことだし
絶対にあっちゃいけないことだと思うし、KKKなんてまじで最低。
でもさ、憎しみは憎しみしか生まないから
誰かがどこかで、それをなくさなきゃいけないと思うんだ。
ってやっぱ自分だったら、こんなこと言えないんだろうな。
自分の親とか子どもが白人に殺されたら、
頭では分かっていたとしても、白人全員を憎むんだろうな。
しかもKKKにひどい殺され方したなんてなおさらだよね。
・・・やっぱ日本人の私には絶対理解できないこと。。。
でもマルコムXが本当に偉大な人だということは分かった。
こんなうすっぺらい小学生の感想文みたいなっちゃった。
すごい勉強になった。忘れられない映画。
そしてスパイクリーとデンゼルワシントン。本当にすごい。